KAGEYAMA-I

渋谷〜下北〜幡が谷で活動するDJ、Kageyama Japanのためのカスタム「世界の影山モデル」。真っ赤な仕様にしたかったので断線で音の出ないジャンク品のAudio-Technica ATH-PRO500 MK2のレッドをベースにしました。ユニットを開けてみてびっくりするのは上位機種ATH-PRO700に比べてあらゆる面でコストカットのための策が施されている点。みんなが欲しいと思う価格帯で良いものを量産するのはなかなか大変なんだな…と思いながら、外れていた配線をハンダ付け。

ヘッドパッドへつながるU字形ユニットの結合部分がATH-PRO700より簡素化されているため芯材との間に隙間が出来てしまったので念入りに4箇所ビス止め。ヘッドフォンジャックは、半田付けも容易で加工性に優れ、スタイリッシュで堅牢なダイキャストシェルボディが特徴のアンフェノール製に付け替えました。小ぶりで軽いので女性DJに好まれるのがよくわかります。また、DJ以外のライトユーザーも視野に入れて作られているのでMK2以降はカールコードとストレートコードの2種が着脱可能に。ただ、この取外せるコードのジャックが少し大きいので片耳ヘッドフォンを作る際は初代モデルの方がすっきり作れるしジャック部分への負担が少ないように思いました。